参考:Quora
Kato Eiji, 空家再生、民泊経営(2018年~現在)
更新日時:5月5日
そうなりますね。
しかも。
感染力も毒性も強くなる必要はありません。コロナウイルスである必要もありません。肺炎を起こすウイルスは他に何十種類もありますから、そのうちのどれかを槍玉に挙げて「新型~ウイルス発生!」と叫べば、このパニックの繰り返しを何度でも起こすことができます。
肺炎は年間10万人死にますので。今回はその1割にも満たないコロナ株での大騒ぎです。まだまだあと最低10回はパニックのネタがあるんですよ。
コロナみたいに、寝たきりの老人にスクリーニングかければ、何かしら見つかりますからね。
そして、その先にどうなるか。
日本を始めとする「ゼロトレランスwithコロナ」「コロナ死者をゼロ人に!」と叫ぶ国々は、毎年繰り返される新型ウイルスパニックとロックダウン、ワクチン接種の繰り返しで疲弊して国力を落とし。
パニックから距離を置く新興国との差はさらに開くことになるでしょう。
ちなみに、早くも仕込みに入っている人たちの記事。
次はこれで行くそうです!
またロックダウンですね!
別の意見
Kaji Nobutaro, 科学ジャーナリスト
回答日時:5月16日
そういう事は起きません。
■人は何か望む物を手に入れるには、何か大切な物を失わなければならない
文学でよくテーマになる命題ですが、ウイルスも同じです。
そのようなウイルスは、破壊力(強毒性)、移動攻撃速度(感染力)、防御力(免疫回避能力)の数値がすべてMAXのチートゲーマーみたいなものです。現実の世界ではそういう幼稚なヒーローアニメの設定みたいなことは起きません。理由は主に2つです。
1)攻撃力と防御力は矛盾する 両方MAXにはできない
細胞の表面には、ウイルスが細胞に侵入するためのドアを開ける鍵穴(リセプターといいます)が突き出ています。コロナウイルスの表面にはスパイクたんぱくと呼ばれるギザギザがあり、そこにこのドアを開ける鍵がついています。感染力を高める変異は、この鍵の形が変わって、鍵穴によりすばやくよくくっつくようになるような変化です。感染やワクチン接種で中和抗体ができるのですが、この中和抗体はスパイクの鍵にくっついて鍵穴に差し込めなくします。その結果、コロナウイルスは細胞に侵入できなくなります。免疫を回避する変異というのは、スパイクの鍵の形が変わって、中和抗体がくっつきにくくなるような変化です。猛威を振るっている英国変異株にはN501Y変異という感染速度を早める変異があります。南アフリカ変異株とブラジル変異株には、同じN501Y変異と、英国株にはない免疫を回避するE484Kという変異の2つがあります。ところが、その割に英国株ほど急激に勢力を伸ばしてません。抗ウイルス薬に対するウイルスの変異でも薬に対する耐性が強くなりすぎると、増殖力が落ちてひ弱なウイルスになるということがよくあります。
世界一力の強い重量挙げチャンピオンの遺伝子と、世界一足の速い100m走記録保持者の遺伝子を組み合わせたら、世界一力が強くて世界一足の速い子どもが生まれるでしょうか? 世界一力が強いと筋肉が重くて速く走れなくなります。最強同士の組み合わせは、両方最強ではなく、どちらも中途半端になるのです。
2)遺伝子の変異は偶然起きるので、都合がよすぎる変異は確率的にない。
ウイルスの変異は遺伝子(コロナではRNA)をコピーして増やす際の写し間違いで起きます。ウイルスのたんぱく質に変化が起きない変異もあるし、たんぱく質が変わってもウイルスの能力を良くも悪くもしない中立中庸な変異も多いです。そんな中、たまたま感染速度が速くなるような変異も生じます。1)で述べたように、感染速度を速める変異は接着剤をよくくっつくようにするような改良です。免疫を回避する変異は、接着剤が指にくっつきにくくするような変異です。目的の物はよくくっつくけど、指にはつかない。そんな都合のいい改良も、人類が化学知識と経験の粋を集めて工夫すればできるかもしれません。しかし、接着剤の材料を適当に混ぜていて偶然そんなスーパー接着剤ができることはないでしょう。ウイルスも同じです。