英、出会いアプリと提携 恋人にはワクチン接種者を

参考:2021年6月8日(火)配信 共同通信社

 【ロンドン共同】英政府は7日、新型コロナウイルスワクチンの接種を若者らに促すために、恋人などと出会うためのマッチングアプリと提携すると発表しました。接種を済ませた人の方が出会いの対象として好まれるとの傾向を踏まえ、アプリ上に「接種済み」と示すことができるようになります。

世論調査会社ユーガブの先月の調査によると、英国の成人の31%が「恋人にするならワクチン接種済みの人を好む」と答え、「接種済みでなければデートしない」も28%に上りました。政府はこの調査結果を紹介し、ティンダーなど八つの出会いアプリを通じて利用者に接種を呼びかけるとしました。

アプリに、ワクチンを接種を示す機能が備わったり、接種済みの人に特典が与えられたりします。感染予防上の観点から、デートの時に「屋内や人出の多い場所を好むか」や「マスクを着用するか」といった希望を示すことも一部で可能になります。

ハンコック保健相は「ワクチンを打つ理由が一つ増えた」とツイートし、提携を歓迎しました。

業界団体によると、人口約6800万人の英国で、出会いアプリやサービスを利用したことがあるのは約1千万人に上るといいます。英国では既に人口の約6割が1度目の接種を終え、今後は若者を対象とした接種が本格化します。

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