英成人の75%が2回接種 集団免疫獲得、困難指摘

参考:2021年8月11日(水)配信 共同通信社

【ロンドン共同】日米欧でいち早く新型コロナウイルスのワクチン接種を始めた英国で、18歳以上の成人の約75%が2回の接種を完了しました。英政府が10日発表しました。ジョンソン首相は「国家的偉業だ」と歓迎。従来型ウイルスでは70%超の接種が集団免疫の目安とされてきましたが、インド由来のデルタ株の広がりで、集団免疫獲得は難しいとの見方が科学者らの間で出ています。

「接種した人も感染しており(デルタ株がある中)集団免疫を達成する可能性はない」。英メディアによると、英アストラゼネカとワクチンを共同開発したオックスフォード大のアンドルー・ポラード教授は10日、下院の超党派議員らに、接種で感染拡大を遅らせられても、完全に止められないと指摘。集団免疫獲得を前提とした接種計画を立てないよう警告しました。

ジョンソン氏はツイッターで、節目を超え「誇りに思うべきだ」と投稿するとともに、未接種者に投与を呼び掛けました。

英国では昨年12月上旬に接種が始まりました。現在、18歳以上の成人の89%が1回目の接種を終えています。

Dr.堤より
壮大な無駄遣い?集団免疫が確立されない変異ウイールス、ワクチン接種の問題点、接種した方が感染しやすくなり重症化するという悲劇の始まり。

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