虫歯:歯が痛い時に歯医者さんに行くのは大きな間違い。世界で取り残されている日本人の歯科意識。

参考:どくらぼ 2016年11月23日

「歯医者さんは、歯が痛い時に行くトコロ」これを常識と思っているアナタは危険です。今更聞けない歯医者さんの新常識。


歯が痛い時に歯医者さんに行くのは大きな間違い。世界で取り残されている日本人の歯科意識。

前回、むし歯の基本的な情報のお話を致しました。

むし歯は鎮痛剤では決して治らない

今回は、少し踏み込んだ内容のお話を致します。

 

前回のお話

むし歯は進行性のものなので、ある日突然むし歯になるのではなく、少しずつ進行している。今こうしている間もむし歯はアナタの歯を蝕んでいる。そして、歯が痛いと感じる時は既に手遅れの可能性もあるので、歯の痛みが出る前に対処することが大切。という内容でした。

今回は、前回の内容を踏まえ、少し踏み込んだお話を致します。

 

歯がしみる・・・。これを放置するとアナタの歯は寿命を迎えてしまう

私達、日本人の考え方の中に

歯医者さんは歯が痛くなった時に行くトコロ

というものがあります。

歯医者さんは歯が痛くなった時にかけこむところ、だからこそ日常的に歯医者さんに行く習慣というものを私達は持ち合わせていません。これは、日本の保険制度に原因がありますが、これはまた他の記事でお話するとして、今回はもっとむし歯にフォーカスした、おはなしを致します。

今回、一番大切なことは、歯が痛くなった時に歯医者さんに行くでは、手遅れな場合が多いということです。

歯医者さんは歯が痛くなった時に行くところ、という考えは大きな間違い relief for teeth

 

むし歯で手遅れにならないために、知っておくべき痛みの段階

むし歯は進行性の病です。つまり、むし歯は進行具合によって痛みに差があります。その痛みの特徴を抑えておくことが大切です。

むし歯の痛み第一段階:歯がしみる

むし歯は歯の表面(エナメル質)から徐々に内部へと進行していきますが、歯の内部(象牙質)まで進行されると歯の痛みという症状となって現れます。

これは、象牙質には神経が通っているので、その神経が痛みを感じるという理屈です。

象牙質は、神経が通っており状態としては体内と同じ。 あい歯科クリニック

 

象牙質までむし歯が進行していると水で歯がしみる冷たい風にあたると歯がしみる甘いものを食べると歯がしみるなどの症状がでてきます。

エナメル質を超え、象牙質まで進行が進むと痛みとなって現れてくる。石神井公園歯科

 

象牙質まで進行すると痛みも大きくなる。春日歯科

 

お湯でも痛みがでるようになる

冷たいもので歯がしみる状態は、歯の中にある神経が充血している証拠です。さらに、進行するとお湯のような温かいものでもズキッとした痛みが出るという段階になります。ここの段階まで来てしまうと、歯の神経が本格的に炎症をおこし、治療に手間と時間がかかります。

神経まで達すると痛みも酷いが、治療も困難になる。しみる程度で我慢せずに歯科医院に行くのが得策

 

 

むし歯の痛み第二段階:歯が浮く

むし歯は歯の表面から内部へと、どんどん進行していきます。内部から、更に先の歯の根の先端までむし歯が進行していると、歯が浮くような症状が出ます。また、歯の根の治療がしっかりと行われていない場合も歯が浮くような感覚になります。むし歯でありながら、歯が浮く感覚がある場合はかなり重症だと考えるべきです。

歯の根の先にむし歯が進行している時は、中身を書き出す治療を行わなければいけない。北越谷歯科

 

むし歯の自覚症状があり、尚且つ歯が浮く症状がある方は要注意

 

むし歯の痛み第三段階:歯が激痛

ズキンズキンと相当痛む時は、歯の神経がかなりやられている状態です。この状態になると、鎮痛剤でも治らずに激痛になります。この状態までいくと、神経をとる可能性が非常に高くなります。

歯の神経は極力残すということが医療の原則ではありますが、ズキンズキンと痛みがひどい場合は神経を取らざるをえない可能性が非常に高くなります。

激痛になるまえに、少しでもしみている段階で歯医者さんに行けば、痛みは最小限で抑えられる。DMD

 

むし歯の痛み第四段階:歯がグラグラする

むし歯はどんどん進行してくるので、歯の根っこまで細菌が入ってきます。そうなると歯の土台が痛み、歯がグラグラしてきます。歯のグラつきが前後左右の場合はまだどうにかなりますが、上下に揺れ始めたら歯を救うことは非常に難しくなります。

そのまま歯のグラつきを放置したら、歯はポロッと抜け落ちます。“歯が抜け落ちたらむし歯とはさよならだ”と思うかもしれませんが、甘いです。

次はとなりの歯や別の歯に感染する可能性もあります。

歯が無いことでその後の人生は大きく変化する。全身の健康を害するきっかけにもなる。pinterest

 

むし歯の痛み最終段階:歯肉が腫れる

むし歯は何も歯だけに症状が現れるわけではありません。むし歯で歯肉が腫れることもあるのです。

これは、歯の表面から、内部、そして歯の根っこの先までむし歯が侵食し、なおかつその先にむし歯が進行している場合です。

痛みをともない、急激に歯茎が腫れます。腫れ方も激しく、顔が変形することもあります。

歯の根っこまでむし歯が到達すると、次は歯茎が腫れます。これはかなり危険な状態です。歯科医療を考えるブログ

ここまで顔が腫れ上がることも。(滋賀病院 )

 

歯がしみる→浮く→激痛→歯茎が腫れる

むし歯の痛みはこのような段階を経ていきます。中にはいっぺんに現れる方もいます。

ですので、むし歯が拡大しないためには初期の段階で違和感を感じたら歯科医院に行くのが一番なのです。

しかし、痛みというものは人それぞれに個人差があるので、痛みに強い方は最後の最後まで我慢し、我慢できなくなったときには既に手遅れということも十分あります。自己診断をせずに、痛みが現れたら(もっと良いのは痛みが出る前に)歯科医院に行くというのを鉄則にしていただきたいものです。

 

急に歯が痛みだした時はどうすればいいのか

むし歯の痛みは、

歯がしみる→浮く→激痛→歯茎が腫れる

この順番を辿ります。しかし、多くの方がむし歯を軽視し、いざ歯医者さんに駆け込む時は既に手遅れということが多いのです。

むし歯で大切なことは、早期発見、早期治療。そして、一番大切なことは事前に防ぐ、予防です。

しかし、そうは言っても中々すぐに予防の週間が身につくわけではありません。ですので、むし歯が急激に痛くなった時の対処法もお伝えいたします。

 

むし歯の応急処置①うがいをする

しみるのですが、出来る限り歯の周りを清潔にすることが大切です。

むし歯の応急処置②食べかすをキレイにする

むし歯の穴の中に食べかすがあることで、痛みの原因になります。歯ブラシで刺激を与えないようにむし歯の穴の中の食べかすを洗い流すことが大切です。歯磨きで痛い場合は水で洗い流すことでも十分です

むし歯の応急処置③穴に石炭炭素薬剤をつける

石炭炭素薬剤はあまり耳にしませんが、歯科用の鎮痛剤として使用されることがあります。薬局で今治水として販売されていることがあります。

痛みの部分に染み込ませることで痛みが和らぎます。

 

これらはあくまで応急処置となります。これらで聞かない場合は、無理をしないで歯科医院に行くまでに冷やしておくことが効果的です。

大切なことは、この応急処置をした後に歯科医院にいくということです。

 

ブームとして健康を消費している私達は大切なことを見逃している

近年、“健康”に大きな注目が集まっています。土日になるとランニングをする方を多く見かけますし、運動グッズは飛ぶように売れています。また、肉体改造などのトレーニングジムもどんどん乱立しています。

日本人が健康に意識を持つことは大変素晴らしいことだと思います。世界と比べて肥満も少ない我が国は健康という観点では世界から1歩も2歩も進んでいることは間違いないです。しかし、その一方で私たちにとって何よりも大切で重要なことが見落とされています。

「健康、健康」と多くの方が言う一方で、私達日本人は“歯”への関心が非常に低いのです。こころのどこかで“歯が1本くらいなくなってもいいや”と思っている方が多いように感じます。今回のむし歯のお話もまさに、その代表格と言えるのです。

近年、歯が全身に与える影響が研究により明るみになってきました。歯を守ることで全身の健康を守ることができると言っても決して大げさではないのです。歯を失うことは、腕を失うこと、内臓等の臓器を失うことと同じだと考えるべきなのです。

今、多くの歯科医師が歯の大切さ、そして一人ひとりがより、健康になるための方法を世の中に発信しています。私達は健康への意識をもっともっと、高めるために歯科への意識改革を根底から行わなくてはいけません。

自分の健康は自分で手に入れる時代になってきているのです。いつまでも健康的な生活を手に入れることを心から願っております。

 

今回は、以上になります。今回はむし歯の痛みの段階についてお伝えいたしました。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます!

 

健康は情報が命

現在、SNSやインターネットで過去には比較できない多くの情報を手にすることが出来るようになりました。そうした、情報の中で一番必要な情報が私達のカラダを守る健康に関する情報です。健康の最新研究は科学の発展とともにどんどん進んでいき、過去に常識とされていたことは、今では非常識とされていることも多々あります。

しかし、そうした情報は一部の方が握っており、中々私達の手元に入ってくるまでに時間がかかるのです。だからこそ、情報感度を高く持つことが大切になります。

ただ、情報感度を高くもてと言っても何をしたら良いのかわからないと思います。だからこそ、既に情報感度の高い方と友達になり、情報を伝えてもらことが大切なのです。私も全国の医療関係者や食品関係者、流通関係者などとネットワークを構築し、情報の収集に努めています。

今日からでも遅くありませんので、健康に関する情報をこうした医療情報サイトや、私のような情報発信者から集めてみてはいかがでしょうか。

 

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また、医療従事者や健康にまつわることを職にしている方々は、そうした情報を世の中の多くの方に発信していただきたいと思っています。今、私達はみなさまプロからの現場の情報を欲しています。しかし、中々そうした情報発信を行っている方はいません。そうしたプロの情報発信が信頼獲得につながり、職の幅を広げると考えています。弊社では、そうした方々へのホームページの作成のコツや他社との効果的な比較方法などのサービスも行っておりますので、是非お気軽にご相談下さい。全国どこへでもお伺いさせていただきます。

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私は元々カラダについて無知の人間でした。しかし、いつのまにかこの世界に浸っており、日々勉強させていただいております。この業界について素人だったからこそ世の中と皆様の架け橋になれると 思い、情報を発信しております。今後とも、何卒よろしくお願い致します。

今回は最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

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それでは、また来週の投稿をお楽しみにしていてください。

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