経済的なスキンケア7の助言を公表【米国皮膚科学会】

参考:米国学会短信 2015年11月24日 (火)

高価な製品使用より日焼け対策が重要

米国皮膚科学会(AAD)は11月10日、スキンケアのコストを節約するためのヒントを紹介しました。同学会は動画「Skin Care on a Budget(経済的なスキンケア)」をホームページとYou Tubeで公開しています。 11月は全米「肌の健康」月間。専門医によると、健康な肌を得るのに高価なスキンケア製品は不要で、皮膚の健康を保つのに最も効果的な方法のひとつは、戸外に出る前にSPF30以上で広域スペクトルの耐水性日焼け止めを塗ることだといいます。また、皮膚のタイプ(敏感肌、普通肌、乾燥肌、脂性肌、混合肌)に合わせた製品を選ぶことも大切と強調しています。

 スキンケアを経済的に行うために、AADが勧めるヒントは以下の通りです。



【スキンケアのコスト節約のヒント】

• 最も効果的な製品を選ぶため、配合成分に注意を払う。例えば、にきびになりやすい肌には過酸化ベンゾイルまたはサリチル酸配合の洗浄剤を、また小じわにはレチノールを含む製品を選ぶ。
• 日焼け止めの入った保湿剤など、二つの効果が認められる製品の使用が勧められる。日焼け止めは広域スペクトルでSPF30以上のものを確認する。
• スキンケア製品を使う前と就寝前には皮膚を洗浄する。洗浄により汚れや油脂、老廃物を除去することは、毛穴の詰まりや吹き出物の予防に役立つ。
• 保湿剤は、洗浄後皮膚がまだ湿っている間に使うのが効果的。顔に使用する保湿剤はオイルフリーまたはニキビを誘発しないような製品を選ぶ。
• 使う製品の数を制限する。特にアンチエイジング製品は、何種類も使うと皮膚に刺激を与え、老化の兆候を目立たせる傾向がある。
• 戸外に出る前には日焼け止めを塗り、数時間ごとに塗り直す。水泳後や汗をかいた後は、すぐに塗り直す。
• ワセリンを使う。ワセリンは安価だが、乾燥肌や爪の保湿、浅い傷の手当てなど、幾つかの使い方がある。ただし、顔に使うとにきびの原因になることがある。

関連リンク

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